2010年3月20日 ハマチ


最近は中紀の地磯を開拓している。

といっても、新規の地磯を道をつけながら作成しているのではなく

諸先輩方の開拓されたポイントを巡っているだけですが。

しかし、誰かに案内してもらうのではなく、一人で、まず机上で

地形図と航空写真をうーんとにらんで目星をつけ、あとはぶっつけ本番

で現地を歩き回る。

磯でお会いする他の磯釣り人には、なるべくさわやかに声をかけ、話の中の

一部から、安全に関する情報や釣果に関する情報を得る。

『あそこのあの岩は大潮満潮では危ないよ』

とか

『ここから向こう側は南風だとデカイ波が来るから気をつけな!』

とか

『年末過ぎたら、あそこに見える岬の辺りですごいナブラガ出てたんだよ』

などなど、おしげもなく授けてくれる貴重な情報に感謝。

地元の磯氏達はいつも優しい。

せめて彼らに迷惑掛けないように、ゴミは絶対持ち帰る(他人の分も出来る限り)

、危険な状況で釣りをしない、釣り場はゆずりあう、など心がける。








3/20(土)

朝一で中紀の地磯に入る。

ここは3回目なので、暗いうちからでも道はわかるが、行った事の無い岩に乗って

みたかったので、少し明るくなってからポイントへ歩き始めた。

行き方はだいたいわかっていたので、スイスイと進み、思っていた場所に簡単に出れた。

なーんだ、ここは行きやすいポイントだな〜と思った・・・・・・(後で大きく後悔)

なーんにも釣れる雰囲気は無いが、カモメが比較的多く飛んでいるので(しかも戦闘モード)

ベイト+青物の気配はあるんやろうな、、、、と思いながら、のんびりとルアーを投げる。



昨夜は徹夜で車を走らせているので、かなり眠い。

岩の上に座り込んで、ちょっと気を許すと、ガックンと首が傾き、寝かかってる・・・・

こりゃ、いかん。

朝マズメ前後くらいは寝ずに投げよう。

って、元気ないので、パワーを落として、ルアーをやんわり投げて、やんわり引いていると

コン

っとアタリがあって、

サササっとよってきたのは、ハマチ


ハマチ 52cm ヒットルアー オシアペンシル 115SS

しかし、これは群れではなくはぐれ者だったようで単発で終了。

徹夜で疲れているので、早めに撤退することに。

と思ったら、撤退できない。




恥を忍んで、解説しよう。






こういう岩をぴょんと飛んでポイントに向かったのだが








・・・・・・・・



帰りは








反対向きだと、高低差があって飛べない。。。。。。。

しかもオーバーハングしていて、足を掛けるところが無い。

さらに、しばしばこの岩の間をすごい勢いの波がドパーンと抜けてゆく。

無理、絶対無理・・・・・・かなり悲壮感がただよう。

電話で渡船を呼ぶという最終手段をとるか(命に関わるなら、そうするしかない)

あるいは素直に泳ぐか、、、、二者択一かもしれん。


いや、今は潮位が高いので、もう少し潮が引けばもしかすいると、間を抜けていく波も少なくなり

足場が取れるかも。。。。。

仕方なく、潮が引くまで3時間待機。

泳ぐルートは見つかったので、まあ、最悪泳げば何とかなるさ、でも避けたい。

そして、ある程度潮が引いてきたら、岩の下部に足を掛けられそうなフジツボ群を発見

一か八かの勝負に出る。

はまってもいいように、携帯と財布は防水パッキンに入れ、さらにビニール袋でぐるぐる

巻きにして、両手が使えるようにロッドを佐々木小次郎のように背負い、手のひらがキズ

だらけにならないように軍手をはめて、いざジャンプ。




小泣きジジイが背中にへばりつくがごとく、必死に岩にへばりつき

死ぬ気でクリヤー、、、


成功(喜)




タマ打ったけど・・・・(なみだ目)


ふぅ、、、、危ない事はやめようね。

以後気をつけます、、、、反省。


皆さんも気をつけてくださいね。


行きは良い良い、帰りは怖い。