2013年3月9〜10日 メジロ

1〜2月、グレを釣り過ぎた。

家族からグレはもう食べたくないから”絶対”持って帰ってこないで!

と、厳しく申し渡された。

グレってキャッチアンドリリースする魚じゃない気がする。

釣って食わないのであれば、グレ釣りはあまりしたくない。

まあ、そろそろ寒グレシーズンも終わりだし、磯上物はシーズンオフにするかな。

今シーズンの磯上物はいろいろと獲得する技術があり、自分としては

腕が格段に進歩したシーズンであったと思う。

また来シーズンも楽しく磯上物やろうと決意も新たに、道具を清掃して片付けた。

それで、本業のルアー青物に復帰することにし、

とりあえず、南紀へ車を走らせることにした。
(釣れているとかの青物情報まったく無し)


3/9(土)

金曜日は仕事で帰りが”いつもどおり”の時間になり、0:30ごろ帰宅した。

急いで釣りに行く用意をして1:30には家を出る。

車をガンガン走らせて南紀を目指すのだが、途中で眠くなって、パーキングに

車を突っ込んで寝てしまった。

起きたらすでに明るくなっており、朝マズメはすでに終わってしまっている。

まあ、復帰戦だからあちこちポイントの様子を見てまわるかな。

あちこち見て歩き、ちょっと投げてみたくなったところがあったので、タックルかついで

ポイントに降りてみたけどノーバイト。30分ほどで撤退して車に戻り、昼寝する。

PM3:00に起きて、風と潮位と潮流を確認し、培ったカンで夕方入るポイントを決めた。

ポイントについてサラシを見たらいい感じなので、ヒラスズキを狙ってみるも何もなし。

沖の潮目に沿って青物回遊してこないかなと思って、ローデット140Fを結んで遠投で攻める。



右のシモリから沖側を扇状に攻めているとシモリの向こうでローデットがふっと消えて

ゴーンと手元にあたりが伝わった。

うわぁお

食ったよ、何かわからんけど、とにかく食った。

ゴンゴン首を振りながら下にもぐっていくので、シモリをかわせるように左へ左へ魚を誘導しつつ

少しずつ寄せてくる。

寄せてきて、もうシモリをかわせると判断したら速攻で浮かしにかかる。

ちょっと根にすれた気がしたけど、かまわず魚との距離をつめる。

とにかく広い左側へ魚を誘導しつつ、ドラグをしめて浮かせる。

姿が見えた。ほお、メジロやね。

ならばあせらずじっくりズリ上げるか。
(ヒラマサやったら無理してでも浮かせた直後に岸にぶつける)

波の寄せては返す間隔を見ながら、大きな波が来たときによいしょっと

ロッドを綺麗に曲げつつ、1段上の足元の岩棚に魚を寝かすことに成功。

魚はじっと岩の平らなところに寝ているので

ちょっと様子を見て、魚が暴れないのを確認してから、リールのベールを返してラインをフリーにし、

波の様子を見て、ゆっくり慎重に魚に近寄り、リーダーをむんずとつかんで波の来ないところ

まで魚をズリあげた。

はい、私の勝利確定!



メジロ 87cm (約6キロ)

ふぃー、疲れたわ〜

もうこれで今日はええので、ゆっくり写真を撮ったりして、車に撤退した。





----------------------
●タックルの話

メインロッドにダイコーのクロスブリード100H(CBJS-100H)を買ったので

今回魚をかけたし、インプレしてみよう。

改良点1;ロッドの強さ

ブランクはプレミアと違うと思うけど、中弾性だけどシャキっとした感じ

パワーレンジは、プレミア100Hと似たような感じと思う。

5キロくらいの魚をターゲットに開発されているという歌い文句どおり

5キロぐらいの魚を問題なくランディングできる性能を持つ。

10キロまでいけるとのことだが、10キロは、、、うーん、浅いところでは無理かなって

でも、腕次第、ポイントの条件次第では10キロもいける可能性はありそう。

でも、10キロ狙うのであれば、私ならCBJS-100XHを持っていくなぁ。
(CBJS-100XHも持っているので)

南紀には10キロ超える魚はとても少ないので、5キロ照準で、10キロまで何とか、みたいな

感覚で買うならば、このロッドはピタリとはまってくれると思う。

これからの私のメインロッド確定。







改良点2;ガイドがKガイドになった

Kガイドが何やねん、そんなもんルアー青物では僅差の問題やろっておもってたけど




クロスブリード100Hとプレミア100Hを投げ比べて愕然とした。

あれま、Kガイドはライン抜けええわ。

実際、同じルアーが良く飛んでる。

ロッド以外、使い手もリールもラインもリーダーも結束も、ぜーんぶ同じなので

その差は明確に体感できた。

ここはいい改良です。


改良点3;石突きが付いた

ロッド尻に石突きが付いた。これは明らかな利点。

なぜなら自分はロッドをよく杖にして地面を突くので、石突きのないプレミアのロッド尻

は破れて穴が開いている。

穴があってもロッド強度には関係ないし、釣果にも影響しないが、なんとなく恥ずかしい

感じがしてたので、これはGOOD

ここもいい改良です。





改良点4;アップロックになった

プレミアはダウンロックだったけど、クロスブリードはアップロックになった。
(リールの留め方の話ね)




アップロックの場合、もし仮に緩んでぐらぐらになるとリールがスポッと落下する

可能性があるが、自分は上の写真のとおりリールフットを中指と薬指の間に挟むので

親指の付け根がロックに掛かるから、緩んでいるかどうかは感触でわかるので

ぐらぐらになっても気づかないことはない。

そもそもこのアップロックは緩んだことが無いので、しっかり作ってあるのだろう。

だからアップロックになっても問題は無い。

ダウンロックでも問題を感じたことは無いけど。

ここはどっちでもいい改良ですね。



●総括

ブランクも化粧巻きもいろいろ変わっていて、ぜんぜん別のロッドなんだけど

使ったパワー感はプレミアの100Hと似た感じに仕上がっている。

だから、プレミアに合わせて鍛えた自分にはとても合っていると感じた。

今回メジロを釣ったときも、ベンドカーブは綺麗に孤を描いていて、魚が引けば

すーっと手元に曲がりの頂点が寄ってきて、体に優しい(笑)

でも、リフティングパワーは十分あるので、ギャフなしでもかなりの大きさまで

抜き上げ可能と思われる。

ただし、ロッドには折れないように曲げる方法があるので、それを習得していない人は

無理すれば小さな魚でも折れちゃうことがあるので注意されたし。

ロッドに魚の荷重をかける時には、ロッド全体に重みをかけないといけない。

魚掛けてロッドを折っちゃう人は、ロッドの先端のほうの細いところに荷重を集中的に

掛けるので折れる。

これを私は”し”の字曲げと呼んでいる。

ロッドは”へ”の字に曲げないといけない。

この辺を意識してロッドを曲げれば、そう簡単に折れるものではない。

ああ、どうでもいい話になってきたね、ごめんごめん。

CBJS-100Hは、南紀地磯で使うには、いいバランスのロッドに仕上がっていると思いますよ。

自分以外に使っている人見たこと無いけどね(笑)