2013年7月6日 ヒラスズキ

7月6日(土)

波が3mという予報なので、ヒラスズキを狙って南紀へいってきた。

西側に行くと先週のようにシイラがうろうろしていると思われるが、今年分はもう十分釣ったので

シイラが釣れそうな西側は敬遠し、東側に活路を求めた。

夜明けちょっと前にポイントに着き、徐々に明るくなってくるその照度を確認しながら、

ヒラスズキがルアーにもっとも反応しやすいと考えられる明るさになるまで待つ。

というのも、ヒラスズキは真っ暗な磯であってもルアーを食ってくるが、それはサラシが薄い場合の話で

あり、今日のようにサラシが厚い中では、多少明るくならないとルアーを見つけられないみたいなのだ。

だから、慎重に適度な照度・風向き・風強度・サラシの厚さ・サラシの流向など諸条件を感覚で確認しながら

貴重な1投目を投入する。

1投目、何もなし。

あれ?

はずしちゃったかな?

2投目、もう一本のサラシの流れを狙ってルアー投入。





ゴゴゴン!とヒット。

足場が悪いので、超強引に寄せて、

ウヲリャーって、裂ぱくの気合でブッコ抜いた。



ヒラスズキ60cm級 ルアー;アスリート12S

あ、これでもう今日のノルマ達成。

往復8時間の運転が報われた瞬間だ。

うーん、もう帰ってもいいね。

3投目はルアーをサラナにチェンジして同じコースを通す。

ガガガ!

よっしゃぁ!

連続ヒット。

サラナのフックはST46♯4なので、ST56♯2を付けたアスリート12Sのような無理はできない。

慎重に寄せてきたが、あとちょっとのところで大きな波が来て、シモリの向こうに魚が流れてしまった。

あ、ヤベ!

メインラインのPEが引っかかるかも・・・・・

仕方ないので強引にシモリの上を通そうとロッドを立てて巻いてみたところで

スカっ!

あ、ばれた。

まあ、しゃーないわな。切れるよりかまし。

帰ってきたルアーを見たら、ベリーフックのうち1本がビローンと伸びてた。

青物ロッドで強引にやったら、ST46♯4の1本掛かりなら伸びるわな。

その後もあちこちのサラシを打ってみたが無反応。

ふむ、撤退。

ヒラスズキの処理をするため内蔵を取り出したら、すごい量の内臓脂肪が付いていた。

こりゃ旨そうだわ〜

車に戻って昼過ぎまでぐっすり寝て、14時ごろから釣れないだろうなぁと思いながらもあちこちのサラシを

ランガンして回ったけど、まったく無反応。

しかし、他の釣り人を見かけないね。

これだけ蒸し暑くって、雨も降りそうな感じの天気だからだろうか、とにかく他の釣り人

を全く見かけなかった。

ポイントが空いているってしあわせっ!

夕マズメは実績のあるサラシに行ってみたが、まったく無反応。

まあ、今朝1本釣れたからもうええかな。

でも、、、、、、、、、

あれやってみるか。

サラシ以外を釣るヒラスズキ



サラシがぶわっと広がって流れが形成された時、サラシの流れの脇に白濁しない

流れができるシチュエーションがある。

その流れがシモリや足元の岸際を通るとき、シモリの影や足元のエグレにヒラスズキが潜んでいると

その流れに翻弄されたベイトをクリヤーウォーターの中で食うことがある。

1度そのような光景を見たことがあるのだが、そのシチュエーションでルアーを通せば食うのではないか?

ちょうどその光景を見たポイントの近くに居る。

いってみよう。

さっさと歩いて、そのピンポイントに着いてみると、まさに今、その流れがある。

うむ、ピンポイント1発勝負やろうな。

1回はずしたら、2回目はない。

ルアーはどうするか。

こういう場合、一番可能性が高そうなサスケ裂波をセレクト。

サスケはフックをがまかつTREBLE-SP-MH♯5×3本に変えている。



がまかつのフックを買ったのは何年ぶりだろう?

ここ十数年、ソルトルアーではオーナー(カルティバ)しか使わなかったが

ローデッドの標準フックががまかつのフックだと気づいてから、がまかつのフックってええんちゃうか?と思うようになった。

(今売っているローデッドはカルティバ、ちょっと前まではがまかつ。なぜ変更したのかな?)

だって、今ローデッドについているカルティバのフックよりも以前付いていたがまかつのフックのほうが

硬くて曲がらないんだもの。

以前、サスケには青物相手もしてもらおうとST-66♯4を付けていたが、さすがにあれでは

ヒラスズキの掛かりが悪すぎたのでやめて、ST-56♯2を2フック仕様とこのTREBLE-SP-MH♯5仕様の2種類を試行していた。

青物も視野に入れたらST-56♯2×2仕様、

ヒラスズキしか眼中にない場合は、TREBLE-SP-MH♯5×3仕様で使い分けできそうだ。




あ、余談長すぎたね。

それで、話を戻して、

1.流れあり、2.白濁無し、3.ヒラスズキの隠れ家あり、の条件のポイントにそっと近づいて

まずは本命のサラシの中をサスケを泳がしてみたが、無反応。

では、大穴のこっちの白濁なしのほうにルアーを流し込んでみるか

そーっとな、そーっと、よたよたって感じで流れに乗ってサスケがシモリに近づいたら、、、





のあーーーーー!

食った食った!一発で食ったよ。





どどどど、どうしよう。

まさか食うとは思ってなかったので、どうやってランディングするか考えてなかった。

幸いあまり大きくないので抜き上げてもいけそうだが、TREBLE-SP-MH♯5が未知数なので

どのくらい荷重掛けたら曲がるか、いまいちよくわからない。

仕方がないので、ベール返して魚を沖に出し、押しては引いて少し体力を奪い、へろっとなったところで

ズリ上げられそうなところまで、海中を引きずっていった。

斜めになった岩のところで、よいしょっと魚の頭を持ち上げ、

波を見ながらシーソーで魚を岩棚に乗せ、岩棚でじっとしている

魚に近づいて、リーダー持って魚をズリ上げた。



ヒラスズキ60cm級 ルアー;サスケ裂波120F

このヒラスズキもすごく肥えていて、めちゃくちゃ旨そう。

朝の1本で我が家の食卓は十分だが、あまりにも旨そうなのでこいつのリリースは止め、

持ち帰って食べることにした。

うーん、今日も楽しかった。

さあ、帰ろう。