ボロボロになったジグの再塗装


はじめに

ほとんどの人には、まったく関係ない話である。

関係有るのは、磯でジグを投げる人だけ。

堤防でジグを投げる、砂浜でジグを投げる、っていう人には、たぶんあまり有益な話ではない。

磯でジグを投げると、一番手前まで巻いてきて、ジグをピックアップする時に

ガンゴンと岩にジグを当ててしまう事がある。

そして、ジグは徐々にキズだらけになり、塗装がはげて、地肌の鉛が見えてくる。




上;使用後 下;使用前  マリア:ショアブルー




それでもジグとしての機能は低下していないし、たぶん釣果も変わらないんだが、

使う釣り人のテンションが下がる。

(ボロボロのジグでは釣れる気がしない・・・・なんてね)

なので、磯でジグを投げる人は、どんどんボロボロのジグが手元に貯まってくる。

リッチなら、新しいのを買いなさい。

それで、ぜんぜん問題ない。

ジグの再塗装とか、真面目にやり始めると、材料と手間でたぶんもとのジグよりも高くなる。

だから、ボロいジグは買い替えて下さい。

ここで話をするのは、絶版になった

『ダイワ:スピードジグロング』

『マリア:ショアブルー』

の再塗装の話である。


第一段階 材料等の準備

買ったほうが安いのは当然なんだが、再塗装するしかない絶版ジグの話であっても

なるべく費用は抑えたい。

なので、格安コースで再塗装する。




用意するもの1

ダンボール、木の棒




これは塗装を乾燥させるためのブースとなる。

↓こんな風に使う。



ただし、ダンボール箱と木はしっかりガムテープで固定する。

その理由はここでは書かないが、固定しないとやってられない。

針金やヒモを渡しても良いと思うかもしれないが、それはダメ。

木を使う・ヒモや針金ではダメ、という理由が気になるなら、やってみれば

わかる。

木の固定はこんな感じ↓



用意するもの2

スプレー、ウレタン、ホログラムシール、目玉シール、針金




スプレー:ダイソー(100円)







ウレタン
指で押さえている方だけでよい。
ウレタンコートLR+ 1157円(水谷釣具)



ホログラムシール
346円(紀南釣具)



貼るとこうなる


目玉シール;20個で400円ぐらい(水谷釣具)
やったかな?



針金;10cmくらいに切って、両端を曲げたもの

写真では指の先にあるもの。乾燥時つるすために使うので、大きさは適当。



第二段階 塗装準備

ボロボロになったジグの塗装を剥がす。

ホログラムシールを全面に貼る場合は、このステップは省いてもよい。



古い塗装を剥がすため、紙やすりなどを使って、ゴシゴシする。





↑こいつのように、全身ホログラムにするなら、剥がす必要なし。






第三段階 塗装準備

剥がしたジグにスプレーで塗装する。



吊るす用の針金を事前に付けておき、それを持って全体を塗る。

何度も何度も乾燥と塗装を繰り返す


乾燥中





↑こいつのように、全身ホログラムにするなら、塗装の必要なし。







第四段階 目玉シールとホログラムシールを貼る

塗装したジグにホログラムと目玉シールを貼る

目玉は目玉シールというのを売っている。



まあ、こういうのを買ってもいいし、コクヨのタックタイトルを買って



大きな丸と小さな丸を組み合わせて作っても良い。

その辺は好みの問題。



 ↓









だいたい、以前目玉があった付近に目玉シールを貼ればOK。







ホログラムシールをジグ全体に貼る場合は、少し大きめに切りとって

ジグをくるむように貼り、しわをなるべく作らないよう合わせていき、余った部分を

はさみやカッターナイフで切り取れば終わり。



ホログラムシールを貼り終わった後で、目玉シールを貼る。










ホログラムシールを部分的に貼る場合は、デザインを決めてはさみやカッターナイフで

その形にホログラムシールを切り抜き


 ↓

 ↓







これをウレタンにドブ漬け10回ぐらいやれば、できあがり。




こうして、再塗装されたジグは若き鉛戦士へと変貌し、釣り氏の夢を乗せて

また、海へ激しく投げ込まれるのです(笑)


ちなみに、これらのことは
めちゃくちゃ我流ですので、参考になさるのは

いっこうにかまいませんが、うまくいかなくっても私は知りません(きっぱり)。