Battle8000の観察

遠征用に購入したBattle8000、使ってみた感想は釣行記のほうを見て欲しいが

機械的な情報はググってもほとんど出てこない。

仕方がないので自分で全部バラして細かく観察してみることにした。

なお、公称スペックは以下のとおり。
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1.材質;フルメタルボディ
2.スプール;マシンカットアルマイトアルミスプール
3.ベアリング数;7
4.自重;824グラム
5.ギア比;5.3:1
6.糸巻量;50lb-550m、65lb-450m、80lb-390m

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バラす前のBattle8000(+替えスプール)

1.メインシャフト

まず、スプールをはずし、次にローターをはずそうとしたのだが

ローターを止めているナットをまわすことができない。

これは規格外のナットとかそういうわけじゃなくて、隙間が狭くて

工具が入らないためだ。

なので、ローターをそのままにして、ボディのフタをはずしてみた。

これが正解で、フタをはずしたらメインシャフト末端の摺動子をはずすことができ

摺動子をはずせば、あとはローター側からメインシャフトをずるっと引き抜くだけ


摺動子

見てのとおり、スプールの上下はSカム方式でした。

どんだけ〜って叫びそうになりますね。



メインシャフト


2.メインギア

メインシャフトを抜いたら、メインギアは何もしなくともコロリとと取れる。


メインギア

青いグリスがたっぷりと塗ってあるが、あとでパーツクリーナーで吹き飛ばして

シマノのリールグリスで置き換える。


シマノリールオイル(青) リールグリス(赤)

メインギアの材質は亜鉛合金のようだが、自分は素人なので見ただけで金属の種類はわからない。

したがって、材質の真実は不明。

3.ピニオンギア

ピニオンギアをはずすのにはローターをはずさないといけない


メインギア、メインシャフト、ローター+足つきフタ+摺動子ギア


ローターはずす前の足つきフタの内部。左からピニオンギア、ハンドル部のベアリング、摺動子ギア

ローターナットをはずし、ローターとワンウェイクラッチを取り除けばピニオンが出てくる。

ちなみにピニオンギアの下側はボディでじかに受けている。

ベアリングで受けて欲しいところですね。


ピニオンギア

ピニオンは普通に真鍮製のようだ。


ワンウェイクラッチ

ワンウェイクラッチはアッセンブリなので、これ以上ばらせない。

ワンウェイクラッチが壊れたら、、、、、パーツ取り寄せが難しいので

リール本体ごと買うことになるのだろうな。


ワンウェイクラッチ前後に配置されているメインのベアリング

このベアリング、カバーが着いているので中が見れないがボールベアリングなんだろうか?
(ベアリングに詳しい人教えてください、よくわかりません)



4.オールパーツ

全部ばらばらにしたので、パーツを並べてみた。


ALLパーツ(スプールを除く)

えーと、めちゃくちゃ部品点数少なくないですか?

よくも悪くもアメリカン!


5.組上げ、結論

部品点数が少ないので、ちょちょいで組上げ完了。

全く問題なく組上げできました。

このリールが壊れるとしたら、ワンウェイクラッチか、ギア欠け、ベアリング粉砕

ぐらいが思いつくところかな。

ベアリング粉砕は日本製のベアリングに交換しておけば防げそうですが、

めんどくさいのでやらないでしょう。

このリールは売価12,800円なので、手を入れてお金をかけるのはもったいない。

壊れたら買い換える!っていうことで結論。